カテゴリー : 03 第一次反抗期
今まで当たり前にできていたことが急にできなく
なってしまう。ある日突然甘えん坊になってしまった。
よく”赤ちゃんがえり”と呼ばれますね。
赤ちゃんがえりの一番のクスリは
ほんの少し時間と手間をかけてあげること。
赤ちゃんがえりは、お母さんが妊娠したときや、出産したときに
なることが多いのですが、それはなぜでしょう?
子どもにとって弟や妹ができるということは赤ちゃんが
産まれるという期待感も大きいのですが、それ以上に大きな
生活の変化をもたらします。
お母さんが妊娠すると「つわり」や体調の変化などで
心が不安定になることもありますね。それに、あまり子どもを
抱っこしないようにと医師から言われることもあるようです。
そうしたお母さんの変化を子どもは敏感に感じ取っています。
そして少しずつ我慢しなくてはいけないことも多くなってきます。
出産の場合はさらに、お母さんが弟や妹の世話にかかりきりになって
しまうことになるので、子どもはお母さんが自分のことをかまってくれない
もどかしさを感じ始めるのです。
今までずっと、お母さんは自分一人のものだったのに
急にお母さんが忙しくなって自分の相手をしてくれなくなった。
赤ちゃんにお母さんを取られたと感じてしまうのです。
そこで、何とかお母さんに振り向いてほしいと、自分も
赤ちゃんのように振舞うようになります。
それまでトイレでおしっこをしていたのに、パンツにお漏らしを
するようになったとか、自分で食べていた食事を「お母さんに
食べさせてほしい」とわがままを言ったりとか・・・・
ほかにも、やきもちや、イライラ、甘えという形で出てくる子どもも
いますが、私はこれを子どもの本能的な欲求で、正常な心の発達
無意識の本能的な気持ちの表れだと思っていますので、
きちんと対応すれば、今後の発達や成長に
大きな問題が出てくることはないでしょう。
しかし、いつまでも大きな赤ちゃんのままでは困ります。
どうすれば、赤ちゃんがえりを治すことができるのか・・・・
それは、お母さんのかかわり方が大きく影響します。
「困ったなぁ」と思っても何もしないままでは子どもはいつまでも
満たされないままですし、赤ちゃんがえりの状態も長く続くでしょう。
逆に、なぜ赤ちゃんがえりしてしまったのかその原因・理由を
よく理解して、なるべく子どもとのかかわりの時間を大切にすることで
子どもは、お母さんとの心の絆をより深め、弟や妹に対するかかわり方も
よりお兄さん・お姉さんらしく変わっていきます。
具体的には、子どもと「赤ちゃんの眠っている時間や赤ちゃんが一人で
遊んでいる間はあなたのお母さんよ」という約束をするとか、
お母さんと一緒にお風呂に入るのはお兄ちゃん(お姉ちゃん)と決めて
赤ちゃんはお父さんにお風呂に入れてもらうなど、少し意識して
上の子どもとのかかわりの時間を持ってあげることが大切です。
それでもなかなかよくならないときは、かかわりの深さを意識してみてください。
寝る前に一緒に絵本を読んだり、お母さんのひざの上でおもちゃで遊んだり・・・
”いっしょに”というのがポイントです。何かほかの事をしながらではなく
子どもの気持ちに寄り添ってあげることです。子どもがお母さんとの関係が
満たされていると感じられるようになれば、もう赤ちゃんに戻らなくても
いいんですから。
5月 6th, 2006
第一次反抗期の現れ方もいろいろあります。赤ちゃんがえり
してしまったり、どうしてもこれがやりたい!とダダをこねたり・・・
時には、自分でやりたいと頑として聞かなかったりすることが
お母さんの悩みの種だったりします。
この、子どもの自分でやりたいという気持とうまく付き合っていくことが
子どもの生活面での自立を促すうえで、とても重要になってくるんです。
自分でやりたい・・・・
時には自分ではとうていできないようなことも「やるの!」と
意地をはり、お母さんを悩ませることがあるでしょう。
洋服のボタンをとめてみようとしたり部屋の照明のスイッチを
どうしても自分で消したいと大騒ぎをする子もいますね。
そんなときは、「ダメ!」と制止すると余計に
意地を張ってしまうことが多いはずです。
「やりたいの!」とダダをこねる子どもに「できないでしょ・・・・」とはじめから
否定するよりも、ゆっくりと話のできるように落ち着いてから
「ここからここまではお母さんがやってあげるから、
ここまでがんばってやってごらん。」と
最初に約束をしておくとスムーズにいくことが多いです。
そして、この自分でやりたいという気持は自立への第一歩。
赤ちゃんからお兄さんへの扉をくぐる最初の関門です。興味を持ったことに
どんどんチャレンジしていくことで、子どもの世界は広がります。
新しい発見や達成した喜びを感じられるチャンスと考えると「ジブンデ」と
ダダをこねる事も成長のために必要なことと
おおらかに受け止めてあげられるのではないでしょうか。
3月 31st, 2006
オムツを替えようとすると「イヤ!」 着替えをしようとすると「イヤ!」
お風呂もイヤ! 何でも「イヤ!」の連発に頭を悩まされるのが
第一次反抗期。園でも、朝園に連れてくるときは
ママと離れたくないと大泣きで、迎えにきたら
今度は「帰らない」とダダをこねたりとお母さんも
さらに疲れて帰って行くなんていう光景もよく見られます。
早いときには1歳半頃から始まる第一次反抗期・・・
これっていったい何なの?と不安になったり
悩んだりするお母さんも多いのではないでしょうか。
では、なぜこんなに嫌がるのでしょうか?
第一次反抗期は子どもの成長と密接につながっています。
ですから、それをお話しするために、まず子どもの成長の過程を少し
のぞいてみましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんは周りの大人がお世話をしてくれないと
生きていくこともできないくらい、小さくて無力な存在です。
赤ちゃんはお世話をしてくれるお母さんや周りの人に
安心して身を任せ泣くことで快と不快を伝えます。
そして少しずつ周りの世界に手を伸ばしていろいろな
刺激に触れて成長していきます。
お座りや、ハイハイができるようになると
人見知りが始まって、大好きな人と知らない人を区別
できるようになります。
また、探索意欲がさらに増して目に映るものすべてが新鮮。
触って見たい、なめて見ようかな?と好奇心のままに
動き回って心も体も日に日に成長していきます。
歩き始めて言葉が少しずつ話せるようになると
大人の話も理解できるようになり、
誉められたら嬉しいし、叱られると嫌だと感じるようになり
その頃から少しずつ「食べたい」とか「やってみたい」とか
「あっちに行きたい」など、自分の思いを表現し始めます。
そしてやってくるのが第一次反抗期。「反抗」という言葉は
あまり好きではないのでうまく言い換えると
「強烈に自分の思いを主張する時期」といった感じでしょうか。
子どもが自分の思いを表現できるようになった成長の一過程
という風に考えると解りやすいかと思います。
私はこの時期の子どもが、お母さんや周りの大人との
かかわりの中で、人間関係のルールや信頼関係を
築いていく大事な時期、また自立への第一歩だと思っています。
甘えたい気持を受け止めてもらったり、「自分でやりたい」と
何度も挑戦したり、時にはわがままを言って大泣きしたり。。。
その中で気持が満たされた経験や、どんなに泣いても
要求を聞き入れてもらえなかったりする経験。
できたという満足感や、一人じゃできないけど
何度も挑戦する根気強さやできないもどかしさ
などをたくさん経験することで、子どもの心が育っていく
のです。
そして、全幅の信頼をおいているお母さんだからこそ
安心してわがままが言えるんでしょうね。
お母さんが大好きで信頼しているからこそ、
わがままを言って、これは通ることなんだ、ダメなことなんだと
学んでいくんです。
もっと詳しく知りたい方はこちらのHPがおすすめです。
カウンセリングサービス
3月 4th, 2006